【中部】米軍嘉手納基地の西側にある、有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)の汚染水をためるコンクリート製の「ため池」に、7万9493リットルの汚染水が保管されていたことが15日、分かった。同基地の第18航空団が本紙の取材に回答した。米軍は予防措置として水の入れ替え作業を行っており、ため池は今後雨水がたまらないよう埋め立てる予定という。
第18航空団によると、ため池は消防訓練で流れ出る水を受け止める目的で1992年に建設された。2000年以降、消防訓練区域では水成膜泡消火薬剤(AFFF)やPFAS含有物質は使用されていないという。同団は「水は関連する環境基準に従って適切に処分されるまで、基地内で安全に保管されている」と説明した。
(石井恵理菜)