ゴルフ場跡地に陸自の訓練場 沖縄・うるま 防衛省が24年度予算案で土地取得を計画


ゴルフ場跡地に陸自の訓練場 沖縄・うるま 防衛省が24年度予算案で土地取得を計画 防衛省
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 【東京】防衛省が沖縄県うるま市に陸上自衛隊の新しい訓練場を設ける計画を立てていることが20日、複数の関係者への取材で分かった。2024年度予算案に土地取得に関する費用を計上する方針を固めている。関係者によると、うるま市石川の東山カントリークラブ跡地一帯を予定している。

 防衛省は27年度までに沖縄県内に駐屯する陸自第15旅団について、普通科連隊を現行の一つから二つに増やして師団規模に格上げするなど、陸自全体の体制強化を図っている。規模拡大に合わせて訓練場を増やしたい考え。

 同じうるま市では、勝連分屯地に23年度内に地対艦誘導弾(ミサイル)部隊を配備する計画を進めている。

 24年度予算案は22日に閣議決定の見通し。15旅団の師団化に向けた那覇駐屯地の隊庁舎整備や、沖縄市での陸自補給拠点整備などに関する費用も計上する計画。