バスケットボールで辺土名高校や北谷高校を全国3位に導いた安里幸男さんの40年以上にわたるバスケットボール指導の半生をまとめた著書「日本バスケの革命と言われた男」が20日、全国で発売された。22日、那覇市の県庁で安里さんや文章を担当した元琉球新報社記者でライターの内間健友さん、長嶺真輝さんが出版会見を行った。
安里さんの40年以上の指導を振り返りながら、人気バスケット漫画「スラムダンク」の作者である井上雄彦さんとの秘話もまとめた。安里さんは「辺土名や北谷は身長が低くても戦い方次第では全国でも戦えることを証明できた。選手や指導者に少しでも刺激になってくれたらうれしい」と笑顔を見せた。
以前から安里さんの活躍をまとめようと考えていた内間さんや長嶺さん、沖縄バスケットボール情報誌「アウトナンバー」の金谷康平GMがアイデアを出し合い、安里さんや教え子にインタビューしながら約3カ月で完成させた。
県内書店では23日から店頭に並ぶ予定。1月13日午前11時半から、那覇市のジュンク堂那覇店で安里さん、内間さん、長嶺さんによる発売記念トークイベントも行われる。
(屋嘉部長将)