【宜野湾】宜野湾市の米軍普天間飛行場のフェンスに隣接する森川公園の最上部の広場に、龍が天に昇るような形をした植物がある。琉球新報社に情報を提供した、安里桂子さん(76)は「初めて見たときは誰かが龍の彫刻を作ったのかと思った。ちょうど辰年に良い物が見られた」と述べた。
12日現在、植物は葉などが落ちており、幹が大きく弓なりに曲がり龍のような形をしている。
NPO法人沖縄有用植物研究会理事の比嘉正一さんは、この植物は、クサスギカズラ科リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン)か、その仲間が開花して枯れたものだろうと推察した。比嘉さんは「この植物の仲間は開花したら枯死する種類が多い。木のように枯れているのは花軸だろう」と推測した。(福田修平)