テニスのDUNLOPCUP全国選抜ジュニア選手権兼ワールドジュニア世界大会代表選考会九州地域予選と九州選抜ジュニアダブルス選手権大会が12日、県総合運動公園庭球場で行われた。女子ダブルスの12歳以下の宮坂向葵(あおい)・矢野碧依(YKCT)が決勝で堤・須崎(福岡)を8―5で下して優勝をつかんだ。同14歳以下の宮里琉花(るか)・次呂久梨瑠(りる)(TCμ)は決勝で久保・松永(熊本)に3―8で敗れ、準優勝だった。13日に順位決定戦があり、県勢対決となった女子シングルス12歳以下の部5・6位決定戦は、宮坂が矢野を退けて5位となった。同14歳以下の部5・6位決定戦は宮里が制した。男子シングルス12歳以下の部の金田青空(TCFuture)は5・6位決定戦で敗れた。
ダブルス14歳以下決勝に挑んだTCμの宮里琉花(長嶺中1年)と次呂久梨瑠(石田中1年)は、3―4から一気に3―8とされて敗れた。力の差を見せつけられる結果となり、悔しさで言葉少なだった。
後方同士の打ち合いでレシーブミスをしたり、ボレーで押し込まれたりと空回りが多かった。次呂久は「相手はミスが少なかった。もっと強気でいきたかった」と反省しきり。
準決勝はリードされる展開から持ち直しての逆転勝ち。「強気のボレーで打ち返すことができた」と声をそろえ、打ち合いからネット際で得点を重ね、積極プレーで流れを引き寄せた。
次は全国出場の懸かる3月の春季大会県予選に向けて練習を重ねる。宮里は「びびらずにもっと積極的にプレーしたい」、次呂久は「ショットの精度も大事だし、ミスしないようにプレーしたい」と互いに成長を誓った。
(大城三太)