【ワシントン17日=当銘寿夫】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の解決策を探るため、訪米中の翁長雄志知事と米有識者による会議が16日(日本時間17日未明)、ワシントンDCで開かれ、出席者によると、辺野古移設を推進する意見があった一方で、その意見を疑問視する声も上がった。翁長知事は16日夕、会見を開き「私からは政府との和解や辺野古新基地に反対する県民世論、建設阻止に向けた考えなどを説明した。大変有意義な会議だった」と述べた。
会議で司会を務めたマイク・モチヅキ米ジョージ・ワシントン大学教授は会議後、報道陣に対し「参加者から辺野古を進めるのか、他の案を見つけるかということで、さまざまな意見があった。どうやってこの行き詰まりの状態を乗り越えるかということがこれからの課題だ」と話した。会議は冒頭以外、非公開で行われた。
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