【東京】沖縄県うるま市石川に陸上自衛隊の訓練場を新たに整備する計画を巡り、木原稔防衛相は20日の閣議後会見で、玉城デニー知事から計画を白紙にするよう求められたことについて問われ「計画を白紙にする考えはない」と否定した。一方で「住民生活の関係を重視する観点から、取得後の土地について利用の在り方を幅を広げて検討した上で地元の皆さまに丁寧に説明していく必要がある」と語った。
中村正人うるま市長や自民党沖縄県連からの要請を受けたことを「重く受け止めて」と強調し、出張に同行していた担当局長に検討を指示したと説明した。具体的な案については「本当にこれから検討に入るので、予断を持って答えるのは難しい」と述べた。
16、17の両日、沖縄本島を訪問していた木原氏は17日に中村うるま市長や自民党県連、玉城知事と面談していた。(明真南斗)