パリ五輪出場が懸かる重量挙げのワールドカップ(W杯)が4日、タイのプーケットで行われ、男子73キロ級の宮本昌典(27)=沖縄工高―東京国際大出、同大職=はスナッチ158キロ、ジャーク192キロ、トータル350キロで、いずれも日本記録を更新して4位となった。国際重量挙げ連盟(IWF)が定めた出場基準である五輪資格ランキング10位以内に入り、五輪代表入りを確実にした。
県出身選手がパリ五輪代表を確実にするのは初めて。東京五輪に続き2大会連続の五輪出場となる。
宮本は1997年2月3日生まれ。那覇市出身。2020年の全日本選手権でスナッチとトータルの日本新を樹立して優勝。21年東京五輪は7位。23年アジア選手権でジャーク日本記録を更新して頂点に立った。