オスプレイ運用停止「求める考えない」 木原防衛相


オスプレイ運用停止「求める考えない」 木原防衛相 木原稔防衛相(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 米海軍航空システム司令部の司令官が米下院監視・説明責任委員会小委員会の公聴会で、輸送機オスプレイの全面的な任務再開が来年半ば以降になるとの見通しを示したことについて、木原稔防衛相は14日の閣議後会見で見解を問われ「オスプレイの安全性に問題はない。運用停止を求める考えはない」と答えた。一方、司令官の発言を事前に承知していなかったとして「詳細は米側に確認している」と述べた。安全性に懸念が残っているのではないかと問われて答えた。

米海軍航空システム司令部のカール・チェビ司令官は12日に開かれた公聴会で、オスプレイについて「安全に影響する可能性がある問題に十分に対処するまで無制限の飛行運用には戻さない」と証言した。オスプレイの包括的な調査をしており、結論を得るまでに6~9カ月かかるとも語った。無人偵察機MQ4トライトンの、米軍嘉手納基地への一時配備について「10月末を越えて展開を継続する計画はないと説明を受けている」と語った。