8日午後2時ごろ、沖縄本島北部の恩納村の沖合で「竜巻」のようなものの発生が確認された。地域住民らのほか、交流サイト(SNS)でも目撃したとの投稿が相次いだ。
琉球新報に情報提供した沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究員・劉建嘉(リョウ・ジェンジャー)さんは「見かけた当初、雲の最下部に(竜巻が)あった。しばらくしたら、まるで逆さに成長していくタケノコのように形成されていったが、わずか5分ほどで消えた」と振り返った。「(竜巻を)初めて見たので、とても新鮮な感じだった」と話した。
沖縄気象台によると「ほかにも(竜巻のようなものの発生)情報が入っている」としている。気象庁は同日午後5時現在、沖縄本島地方や宮古島地方、八重山地方に雷注意報を発表している。急な強い雨や突風、落雷に注意するよう呼びかけている。