沖縄県は9日、インフルエンザ注意報を発令した。7月29日~8月4日に県内の55定点医療機関から報告があった患者数は635人で、定点当たり11・55人となり、注意報発令基準の10人を超えた。沖縄での夏季の注意報発令は昨年9月に続き、2年連続となる。
県内のインフルエンザ患者の増加は7週連続となった。年齢別で見ると、1~4歳が146人(23・0%)、5~9歳143人(22・5%)と、子どもの感染が目立つ。保健所別の定点当たり患者報告数は南部が15・93人と最も多く、次いで中部が12・94人だった。宮古は1・50人で最少だった。
県感染症対策課は「手洗い」「咳せきエチケット」「換気」などの感染予防策に取り組むよう呼びかけている。
同期間の県内の新型コロナウイルス新規感染者数は定点当たり12・11人となり、4週連続で減った。