沖縄コロナ、ピーク越えか 2週連続で減、インフルは増に 新規入院は依然100人超え


沖縄コロナ、ピーク越えか 2週連続で減、インフルは増に 新規入院は依然100人超え 新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
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 沖縄県は26日、県内53定点医療機関で7月15~21日の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数が1医療機関当たり22・06人だったと公表した。前週の77%で、2週連続の減少。県内での感染拡大はピークを越えたとみられるが、基幹定点医療機関7カ所でのコロナ感染による新規入院患者は112人で、7週連続で100人を超えた。全国的には九州を中心に感染拡大が続いている。

 県感染症対策課によると、新型コロナ感染者が減る一方でインフルエンザの感染が広がり、定点当たり新規感染者は8・13人と、5週連続で増えた。「発熱外来では新型コロナと見分けがつかず、救急が大変な状況は変わらない」とし、手洗いや換気など感染予防の徹底を呼びかけている。

 厚生労働省によると、定点当たり新規感染者の全国平均は13・62人で、前週の1・22倍になった。都道府県別では佐賀県の31・08人が最多、沖縄は8番目になった。2022年、23年と同様に沖縄で夏場に感染が急増した後、全国で感染が拡大している。 (宮沢之祐)