沖縄県八重瀬町の資材置き場で県外の20代男性を監禁したとして、監禁容疑で指定暴力団旭琉会の構成員ら男8人が逮捕された事件で、県警特別捜査本部は11日、北中城村の旭琉会本部事務所に家宅捜索に入った。関係資料などを詳しく調べている。
県警によると、那覇市の国際通りで8月27日、県外の男性4人と構成員らがトラブルとなり、20代男性が構成員らに車で八重瀬町に連れられ、コンテナに閉じ込められる監禁事件が発生した。その数時間前には、那覇市松山のカジノ店で現金500万円が脅し取られる恐喝事件が発生した。県警は5日、監禁事件の被害者とされる男性を含む男3人を恐喝容疑で逮捕した。
捜査関係者などによると、カジノ店は違法な闇カジノとみられ、構成員らが店の用心棒を請け負っていた可能性がある。カジノの恐喝事件から監禁事件に発展したとみられる。
県警はこれまでに旭琉会事務所のほか、カジノ店も家宅捜索するなどし、関係者の携帯電話などを押収している。他の反社会的組織などとのトラブルに発展しないよう、県警は警戒を強めている。
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