宜野湾署と県警組織犯罪対策課は21日、債務者4人に現金計約540万円を無登録で貸し付けた上、元金と利息計約1050万円を別人名義の口座に振り込ませて犯罪収益等の取得を仮装したとして、貸金業法違反と組織犯罪処罰法違反の容疑で、指定暴力団旭琉会二代目志多伯一家構成員の男(59)=うるま市=を再逮捕した。容疑を否認している。男は7月、債務者の1人から金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕されていた。
再逮捕容疑は、2014年7月から23年3月にかけ、債務者4人に無登録で金を貸し付けた上、犯罪収益等の取得を仮装した疑い。
県警によると、恐喝未遂事件の捜査過程で貸金業の疑いが浮上し、再逮捕したという。債務者はいずれも本島内に住む40~60代の男女4人。貸し付けは口座振り込みや手渡しによるもので、計99回におよぶ。元金と利息の返済は、男が管理する別人名義の口座に計197回にわたって振り込ませたという。