米大統領候補に質問状 VFP、基地問題を問う


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 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】退役軍人らでつくる米国の平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」は10月29日、米大統領選の民主党候補クリントン氏と共和党候補トランプ氏に、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設や東村高江周辺のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設など、沖縄の米軍基地を巡る政策を問う公開質問状を送付した。同時にVFPのウェブサイトで、各大統領選候補者の選対やツイッターに質問するよう呼び掛けている。

 沖縄の米軍基地問題を巡る質問は(1)地元住民の70~80%が辺野古基地建設と高江ヘリパッド建設に反対している。解決に向けた提案は何か(2)米国は海外に800以上の基地を所有するが、どのように削減していくのか(3)沖縄の軍事化が長期的な安全保障を供給する根拠の説明(4)沖縄に海外の軍隊が恒久的に駐留することで、防衛にどのように貢献しているのか―の4点。