米国人女性ジャーナリストが伝える「沖縄」 県民集会取材


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 ソニア・ナランさん

 25日に開かれた米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に反対する県民集会には、外国人ジャーナリストの姿もあった。在沖米軍基地の実態と世界情勢が女性に与える影響などについて調査・報道している米国人女性ジャーナリスト、ソニア・ナランさん(37)は「闘いの最前線で声を上げる女性たちの声を生で聞きたい」と名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前を訪れた。

 米有力紙ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどが報じる沖縄の基地問題はごくわずかで、当事者である米国での関心の低さが気掛かりだ。「基地のプレゼンスについて賛否両論あるだろうが、無知でいること、見て見ぬ振りをすることが一番の罪だ」

 ナランさんは「自分に課せられた使命は世界に事実を広く伝えることだ」と話す。今回取材した情報や証言を今後、米公共ラジオ放送の番組「ザ・ワールド」で紹介する予定だ。(当銘千絵)

英文へ→American journalist covers Okinawa people’s rally for Public Radio International broadcast