米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設が進む大浦湾と周辺で暮らす人々の生活や思いを追ったドキュメンタリー映画「いのちの海 辺野古 大浦湾」(謝名元慶福監督)が、このほど完成した。9月以降、県内各地で上映会が開かれる。
映画は上映時間71分。新基地建設に反対するため米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込む人々や辺野古に住む人々が思いを語っている。大浦湾や辺野古集落を、小型無線ヘリで上空から撮影した。
謝名元監督は「沖縄戦や大浦崎収容所の状況なども紹介したほか、普天間飛行場の県外移設を実現できなかった鳩山由紀夫元首相にもインタビューした。上映の輪が広がり、多くの人に大浦湾の自然や沖縄の歴史を知ってほしい」と話す。
上映会は名護市中央図書館で9月13日正午、同16日午後1時から。南風原文化センターで同16日午後2時、同午後3時30分から。それぞれ入場無料。映画のDVDは9月中旬以降、2千円で販売する。購入、上映会などの問い合わせは文化工房慶(電話)080(3225)1854。
英文へ→New documentary Inochi no Umi addresses Okinawans’ thoughts on Henoko base construction