下地島―成田便就航へ 来年3月ターミナル開業 沖縄県宮古島市


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下地島空港旅客ターミナルの開業日を発表した、下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長(左端)、富川盛武副知事(左から3人目)、ジェットスターの片岡優社長(同4人目)、宮古島市の長濱政治副市長(同5人目)ら=15日、県庁

 下地島空港旅客ターミナル施設を整備する県や三菱地所、宮古島市らが15日、県庁で会見し、ターミナルを2019年3月30日に開業すると発表した。ジェットスター・ジャパンが来春、成田―下地島間の定期便を1日1往復することも決まった。九州や関西をターゲットに路線を増やす予定だ。

 台湾、香港、韓国などの国際線定期便やチャーター便の誘致にも取り組み、開業日までに就航決定したい考えだ。国内・外それぞれ3~5路線の就航を目標としている。プライベートジェットの受け入れも可能としている。ジェットスターは180人乗りのエアバスA320型機を使用する。

 ターミナルの年間利用者数目標は19年中に11万人、25年に57万人。

 宮古島市の宿泊施設の客室数は千室だが、19年には3300室に増える予定で受け入れ態勢も整える。ターミナル施設では10人を採用し、来年までに地元を中心に20人を雇用する。

 宮古島市の長濱政治副市長は「市はクルーズ船の寄港数も増え、空と海の入域客が増えている。大いに期待している」と話した。