ノーベル平和賞受賞者も支援 「県民投票結果尊重を」 欧米在住の沖縄県人らが「同盟」 支援拡大へ活動


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 欧米在住の沖縄県出身者や沖縄系米国人らがこのほど、「グローバルうちなんちゅ同盟(GUA)」を結成した。名護市辺野古の新基地建設を巡り、県民投票で示された民意を尊重するよう米連邦議員らに求めるロビー活動などを展開している。北アイルランド問題の平和的解決に取り組み、1976年にノーベル平和賞を受賞した平和活動家のマイレッド・マグワイアさんから支援表明を受けた。米国内外に沖縄の声を届けていく。

 GUAの主要メンバーは、横田ライアンさん(デュポール大講師)、島袋まりあさん(ニューヨーク大准教授)、上運天ウェスリーさん(サンフランシスコ州立大准教授)ら欧米在住者ら。

 ホプキンソン・上原江吏子さん=アイルランド在=は「沖縄と似た歴史を持つアイルランドや国際社会で沖縄への支援を広める努力を続けていきたい」と世界の支援を拡大させることに意欲を示した。

 マグワイアさんは、自身の参加する「ノーベル女性イニシアチブ」で世界各地の平和、人権問題に積極的に働き掛けている。今回は欧米で県民投票の結果に対する支持を広めたいとのGUAの呼び掛けに応じ、「沖縄の人々の声に私の声を重ねたい。県民投票の結果を尊重し、辺野古新基地建設工事は直ちに中止されるべきだ」と表明した。