辺野古K8護岸での土砂陸揚げ 防衛相「問題ない」目的外使用にはあたらないとの見解 沖縄県は行政指導する構え


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
岩屋毅防衛相

 【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、岩屋毅防衛相は7日の記者会見で、週明け10日にも予定している「K8」と呼ばれる護岸での埋め立て土砂陸揚げについて、県が指摘する目的外使用には当たらないとの見方を示した。県は、政府が当初護岸を桟橋として利用する予定はないと説明していたとして行政指導する構えだが、岩屋氏は「問題はない」と述べた。

 沖縄防衛局は現在埋め立て土砂投入のために使っている護岸「K9」に加え、週明け10日にも「K8」を使った作業を開始する予定で、工事を加速させる考え。

 岩屋氏は会見で、政府が県に示した埋め立て申請に関する施工方法について「具体的な陸揚げ場所までは特に限定されているわけではない」と強調。その上で「K8護岸からの埋め立て材搬入については問題がないと考えている」と述べた。