桜の名所で知られる本部町の八重岳で、20日から「第46回もとぶ八重岳桜まつり」(本部まつり実行委員会主催)が開催される。2月4日まで。
昨年の台風6号の影響もあり、開花時期が木によってばらつきがあるが、同実行委は「長い期間楽しむことができるので、ぜひ訪れてほしい」と来場を呼びかけている。期間中、町は昨年の18万人を上回る来場を見込んでいる。
八重岳周辺の桜は、入り口付近にある「迎え桜」が満開となっているが、全体的に開花は遅れている。町によると、入り口付近が3~4分咲き、頂上付近は1~3分咲きの状況で、1月下旬ごろに見ごろを迎えるとみられる。
15日には平良武康町長、町観光協会の當山清博会長らが桜の木の前で記者会見を開いた。
コロナ禍で制限していた飲食やイベントなどが4年ぶりに再開される。20、21日にはステージイベントがあり「ミス桜」の発表会や町の名歌の歌声を競う「石くびり大会」、町内各区の豊年祭の演目などが披露される。平良町長は「桜を見ながら、ゆっくりとした時間を楽しんでもらい、来場者の心や体を癒やしていきたい」と話した。
(池田哲平)