沖縄県警は5日、地域警察業務に関する広報啓発活動や水難事故防止などに協力したとして、よしもと沖縄や大御所風民謡歌手の護得久栄昇さんなど6団体5個人に感謝状を贈呈した。県警本部で行われた贈呈式で、県警の田場義浩地域部長は「支援と協力に敬意を表する。県警も引き続き、県民と一体となった防犯活動に全力で取り組んでいく」とあいさつした。
昨年10月、若手警察官のコミュニケーションスキル向上を目的に「漫才ワークショップ」で講師を務めた、よしもと沖縄所属のお笑いコンビ「ありんくりん」のクリスさんは「ポイ捨てや飲酒運転をしないなど最低限のことを守れば警察は必要な業務に集中できる。一人ひとりが(意識を高め)この島を守りましょう」と県民に呼び掛けた。
今年1月に一日通信指令官を務め、いたずら電話の防止などを呼びかけた護得久さんは、その後緊急性のない電話が減ったことを受け、「間接的に人助けができてうれしい。みんなのためになることは何でもやる。任せなさい!」と今後の活動に意気込んだ。
ほかに表彰されたのは、県ウォータークラフト安全協会、FECオフィス、県カヤック・カヌー協会、少年非行防止パトロール隊、明治安田生命保険相互会社沖縄支店、篠崎充洋さん、八重山署管内駐在所員の家族。