「沖縄を愛する会」発足 県外のファン集う 東京


「沖縄を愛する会」発足 県外のファン集う 東京 「沖縄を愛する会」の発足パーティーで乾杯する発起人の大澤真さん(右端)、県酒造組合の佐久本学会長(右から2人目)、「泡盛の女王」の前泊選香さん(同4人目)=25日、東京
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 【東京】東京など県外の沖縄ファンが集い、交流を深めることを目的とする「沖縄を愛する会」の発足式が25日、東京都内のホテルで行われた。発起人となった、日銀の元那覇支店長で美ら島沖縄大使、東京泡盛クラブ会長の大澤真さんが登壇し、「すべての沖縄を愛する人を包含するような会に」と会の発展に向けた意気込みを語った。 

 会場には、県酒造組合(佐久本学会長)に加盟する蔵元22社の泡盛が並び、会場に沖縄の空気と活気を呼び込んだ。石垣市の請福酒造など5社は、会場内にブースを設け、参加者に試飲を呼びかけた。 

 1996年に発足し、東京や大阪在住の沖縄ファンの集いの場になっている沖縄ファンクラブの発起人でもある大澤さんは、「沖縄との関わり方も段々と深くなり、多様化している。この会合は、そのすべての沖縄を愛する方々を包含するような会にしたい」と会の趣旨を語った。 

 佐久本会長は、泡盛を含む「伝統的酒造り」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見込みとなっていることに触れ、「地元でも泡盛文化を盛り上げてほしい」と呼びかけた。 

 (安里洋輔)