2019年10月に焼失した首里城復興の機運を高めようと企画された「首里城図柄入りナンバープレート」の交付が23日、沖縄県内で始まった。首里城公園の守礼門前で同日午後、交付記念セレモニーが催され、実際にプレートを取り付けた沖縄ナンバーの車両が公開された。
ナンバープレートは首里城正殿のほかシーサー、那覇市花ブーゲンビレアを描いている。デザインした伊藤聖菜さんは「沖縄の守り神であるシーサーが描かれたナンバープレートをお守り代わりに付けて走ってほしい」と話した。また、自身も図柄入りナンバープレートを申請したとし「交付を楽しみに待っている」と交付開始を喜んだ。
県首里城復興課の知念秀起課長は「9月25日に始まったナンバープレートの事前申し込みが10月16日時点で1400件の申し込みがある」と述べ、さらなる図柄入りナンバープレートの普及と首里城正殿の復元に意欲を見せた。
セレモニーでは、首里城図柄入りナンバープレート推進協議会の委員らがテープカットを行ったほか、末吉町獅子舞保存会が祝福の舞として獅子舞の演舞を披露した。
(與那原采恵)