浦添市、TikTok公式アカウント終了 過去の投稿で「女性蔑視」批判 松本市長、最後の動画で謝罪


浦添市、TikTok公式アカウント終了 過去の投稿で「女性蔑視」批判 松本市長、最後の動画で謝罪 TikTok投稿動画内で、アカウント終了を報告する松本哲治浦添市長
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 浦添市は動画投稿アプリTikTok(ティックトック)で31日、市の公式アカウント「TikTok市長」の終了を発表した。同アカウントを巡っては9月、松本哲治市長が過去に投稿した動画が女性蔑視に当たるなどと批判を受け、市長が謝罪会見を開いていた。アカウントについて「しばらく中断という形になる。終了に限りなく近い」と述べるにとどめていたが、31日の投稿で今後同アカウントで投稿しないと正式発表した。

 松本市長の最後の動画は、批判を受けた件への謝罪、動画に関わった人たちへの感謝、調査検証委員会の立ち上げと今後の対応を報告する内容。市長は、同委員会で「動画の内容の分析や検証、削除、動画作成に利用された費用240万円の取り扱いを検証して公に発表する予定」とし、全額「弁済の用意がある」と語った。女性蔑視と批判された動画は31日現在も見られる状態。調査検証委の立ち上げ時期や、委員のメンバーは未定。

 会見から1カ月余りたってからの発表となったことについて、松本市長は「(TikTokとコラボした)第46回浦添てだこまつりも無事終わり、最後にお礼とおわびをした。祭りの中でも『TikTokを続けてほしい』という声もあったので、あらためて動画を上げないことを正式に発表した」と話した。

(藤村謙吾)