那覇市や南城市などで開かれた第1回Cinema at Sea沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバルが29日、閉幕した。同日、那覇市のタイムスホールで授賞式が開かれ、最優秀映画賞にコンペティション部門から台湾のジョン・ユーリン監督による映画「緑の模倣者」が選ばれた。
コンペティション部門は、環太平洋地域について考える契機となる作品を当該地域から募集し、9作品が上映された。
マレーシアのジン・オング監督による「アバンとアディ」が観客賞、審査員賞、主演俳優賞に選ばれた。アメリカのピーター・チェルコウスキー監督とジム・ウィケンズ監督による「クジラと英雄」は審査員賞だった。
審査員長を務めたイランのアミール・ナデリ監督は「全ての作品に賞をあげたかったが、心を尽くして選んだ」と語った。
(田吹遥子)