コロナ感染者 11週連続減少 入院待機施設が閉所


コロナ感染者 11週連続減少 入院待機施設が閉所 オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)
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県は30日、20~26日に定点医療機関から報告があった新型コロナウイルス患者は73人(前週比5人減)で定点当たり1・35人(同0・09人減)だったと発表した。患者は11週連続で減少しており、患者総数(推計値)は340人だった。定点当たりの年代別人数は10歳未満が0・30人で最多だった。入院患者は36~43人で推移している。
 同日、流行時に医療負荷軽減などを目的として2021年6月に開設した入院待機施設の閉所式が那覇市内であった。同施設は入院待機ステーションとして救急医療のひっ迫を抑える機能を果たし、今年5月の5類移行後も高齢者専用宿泊療養施設や感染者ケアステーションとして稼働してきた。全施設で合計2231人を受け入れてきた。
 開所当初から同施設で治療に当たってきた梅谷一公医師(浦添総合病院)は、流行の波に応じて臨機応変に対応した経緯を振り返り、「多くの方々の協力によりスタッフも効率的に医療を提供できた」と締めくくった。 (嘉陽拓也)