市長セクハラ疑惑で野党会派が緊急質問へ　南城市議会、20日の本会議で　古謝市長「しっかり説明する」

　古謝景春南城市長のセクハラ疑惑を受けて、南城市議会（中村直哉議長）の野党会派は、20日の12月定例会最終本会議に市長に対する緊急質問を提出する。「議会として事実を確認し、議事録にも残しておきたい」としている。一方、古謝市長は15日、野党の動きに対し「最終日に議会に対して説明する。しっかり言う」と報道陣の取材に答えた。

　宮城尚子市議は15日、「市民の皆さんも不安に思っている。人権を守る側にある人が守っていなかったら大変な問題だ」と非難し、「（総務部）部長や課長の発言も含めて、厳しく問いただしていく」と述べた。18日までに質問の通告書を議会事務局に提出する予定。

　一方、与党の動きは鈍い。与党会派の議員の一人は「今のところは動きは見えてこない」と話し、「今まで長い付き合いだが、そういうこと（セクハラ）をやるはずはない。信じられない」と語った。

（上江洲仁美）