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沖縄の副知事、悔しさにじませ「付言で触れるなら、判決に反映してほしかった」 辺野古代執行訴訟の高裁判決 


沖縄の副知事、悔しさにじませ「付言で触れるなら、判決に反映してほしかった」 辺野古代執行訴訟の高裁判決  辺野古代執行訴訟の判決を受け、記者会見する池田竹州副知事。左は加藤裕弁護士=20日、県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 中村 万里子

 代執行訴訟の判決を受けて20日開かれた県の会見。肺炎のため公舎で療養する玉城デニー知事に代わり、池田竹州副知事が県庁1階のエレベーターホールに姿を現すと、報道陣から一斉にフラッシュがたかれた。

 20分余りの質疑応答では地方自治法の観点から問題を提起した。「付言で民意や地方自治に触れるなら、判決のほうにしっかり反映させてほしかった」と、悔しさをにじませた。

 池田副知事は、辺野古反対の県の立場は変わらず、不合理性や対話を訴える知事の立場を代弁した。ただ、重大な局面で知事自身が発信しないことを記者団に問われ「知事から『こういう結果になり本当に申し訳ない』と連絡をいただいた」と明かし、玉城知事も心苦しい思いを抱いていると説明した。
 (中村万里子)

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