女性蔑視に当たるなどと9月に批判を浴びた松本哲治浦添市長のTikTok動画について、市は第三者委員会を来年1月から、年度内に計3回開催する。12月20日に開かれた市議会の第4回市政運営に関する調査特別委員会(又吉正信委員長)で、市が市議の質問に答えた。
市は、市長が謝罪会見の約1カ月後の10月31日に投稿した動画を配信停止することも報告した。適切な事務手続きを経なかったことが理由。休日の所管外課長が動画を上げるなど、事務手続きが不十分だったという。
動画は市長が感謝と謝罪を述べつつ「(配信費用を)自ら弁済する用意がある」と述べたことについて、公職選挙法に抵触する可能性が指摘されていた。女性蔑視に当たるとされた動画は、第三者委員会の検証後の判断になる見込みで、今も視聴できる。第三者委員会は、12月定例会本会議に提出されている「浦添市付属機関設置に関する条例の一部を改正する条例」の採決で設置が決まる。委員はジェンダーや人権に関する有識者や、行政の専門家を想定している。
(藤村謙吾)