【名護】20歳を迎える名護市出身の若者が漢字一文字に思いを託し、同市東江の神ケ森(じんがむい)に飾る名護の恒例イベント「光文字」が7日、点灯した。今年の文字は「明」。コロナ禍が明け、自分たちが働き手となって明るい未来をつくっていくという思いを込めた。31日までの午後6時から同10時の間に点灯する。
神ケ森光文字実行委員会の廣瀬敬矢実行委員長は「自分たちは高校で楽しい行事や部活動が思いっきりできず、不完全燃焼のまま終わってしまったという強い思いがあり、何か大きいことをやりたいという思いで集まった。毎年の行事で何気なく思う人もいるかもしれないが、これからどんな思いで社会に飛び立つかを知ってほしい」と願った。
文字は縦横共に40メートルで、電球とLED計121個を使用している。
実行委では光文字のメンテナンスや電球代などに使う資金の支援を呼びかけている。一口3千円で期限は31日まで。募金口座は沖縄銀行名護支店(普通)1809140「神ヶ森光文字実行委員会実行委員長廣瀬敬矢」。
(武井悠)