【動画あり】那覇発着、豪華クルーズ客船の旅 最大級「MSCベリッシマ」 離島や台湾にも寄港


【動画あり】那覇発着、豪華クルーズ客船の旅 最大級「MSCベリッシマ」 離島や台湾にも寄港 MSCベリッシマ船内のアーケード=14日、那覇市港町の第2クルーズバース
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 MSCクルーズ(スイス)が所有する日本発着クルーズ史上最大のベリッシマ(全長315.8メートル、17万1598トン)が14日、那覇発着クルーズを開始した。

 大型外国船としては初めての那覇発着クルーズで、乗客約3千人のうち約1500人が県民、残り約1500人が県外や海外客。県が掲げる、観光客が航空機で沖縄を訪れクルーズ船に乗り換える旅行「フライ&クルーズ」の先駆けとなった。
 フライ&クルーズは前後泊が生まれ、観光客は県内により長く滞在することから、従来の寄港型よりも高い経済効果が見込まれる。県民も体験できるため、クルーズをより身近に感じてもらえる特徴もある。

那覇港管理組合副管理者の照屋寛志氏(左)とMSCベリッシマのフランチェスコ・ヴェニエロ船長=14日、那覇市港町の第2クルーズバース


 船は那覇港を出航後、宮古や石垣、台湾(基隆)などに寄港する。3月までに、那覇発着クルーズを12回運航する。
 同日、那覇市港町の第2クルーズバース内の同船内で初就航セレモニーが開かれた。那覇港管理組合副管理者の照屋寛志氏は「より大きな経済効果が見込めるほか、県民にとっても那覇港を身近に感じてもらう良い機会だ」と歓迎した。

(與那覇智早)