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ジェンダー平等 プロセスを学ぶ 那覇で実践講座


ジェンダー平等 プロセスを学ぶ 那覇で実践講座 全3回のジェンダー平等実践講座で学んだ戦略の立て方を応用して作成したアクションプランを発表する受講者=24日、那覇市のみらいおきなわオキナワイノベーションラボ
この記事を書いた人 Avatar photo 慶田城 七瀬

 ジェンダー平等の実現へ組織内での男女共同参画の実行までのプロセスを学ぶ実践型講座が24日、那覇市のみらいおきなわオキナワイノベーションラボで開かれた。計3回連続講座の最終回。受講者らは組織内のジェンダー課題を解決するための戦略の立て方や、ゴール達成のための最初に起こす具体的なアクションを考え、全体発表で紹介した。

 NPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンの安谷屋貴子さんがファシリテーターを務めた。

 安谷屋さんは、1960年代に北九州市で起こった公害克服のための住民運動を参考事例として紹介。公害をジェンダーの課題に置き換え、課題が何に起因するのか、解決すべき課題を具体的に絞り込み、解決に取り組む仲間が持つリソース(できること)を知ることの必要性を強調した。その上で「課題が解決された場合、現状がどう変化するのかという希望を描くことで、(目標に)向かっていく気持ちが高まる。自分たちには問題を解決できる力があるということに確信が持てる」と話した。

(慶田城七瀬)