琉球新報朝刊 宜野湾市大山の国道58号で1月27日未明にパート店員の知人女性（58）＝宜野湾市＝を道路中央に引きずり出し、走ってきたタクシーにひかせて殺害したとして、殺人容疑で建設作業員の男（30）が逮捕された事件。容疑者は逮捕前、親族らに「女性が自分から道に出た」などと殺害の関与を否定していたことが13日までに関係者への取材で分かった。事件当日、女性が交通事故に遭ったことを認識していた可能性もあるという。
>>「放置したが、殺すつもりなかった」 女性を路上放置、殺害容疑で男を逮捕
県警によると、容疑者が女性を路上に放置した数分以内に事故が発生した。事故直前に、同容疑者とみられる男が女性を引きずっているとの目撃情報があるという。
関係者によると、容疑者は事件当日、現場付近で女性と一緒にいたことを認めている。事件後、同容疑者は親族らに27日に女性が現場で事故に遭い、けがを負った旨の話をしている。女性が車にひかれたのは放置された数十秒後とみられ、被害を認識していた可能性があるという。
県警は容疑者の携帯電話を押収したほか、連夜にわたり現場で検証作業を実施するなどし、事件の全容解明を急いでいる。
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