国際女性デーって？　女性差別撤廃へ、連帯し行動＜ニュースはじめの一歩＞

Q　3月8日は国際女性デーと聞きました。どのような日ですか。

A　1975年に国連によって3月8日は国際女性デーに定められました。女性の地位向上や差別の撤廃などについて考え、どれだけ達成してきたか成果を確認する日です。

　平和・平等・人権・生活向上を求めて行動する国際連帯の日が「国際女性デー」です。この日は世界各地で記念行事が行われます。

　きっかけは、1908年3月8日に米ニューヨークで女性労働者が賃金と待遇の改善を訴え、参政権を求めたデモと言われています。

　イタリアでは3月8日に、ミモザの黄色い花を男性からお世話になった女性に贈る風習があり、「ミモザの日」とも呼ばれ、ミモザは女性デーのシンボルとなっています。

　国連女性機関（UN Women）は、今年の女性デーのテーマを「女性に投資を。さらに進展させよう。」とし、（1）女性への投資（2）貧困に終止符を打つ（3）ジェンダーを配慮した資金調達の実施（4）環境に優しく、思いやりのある経済への転換（5）社会に変革を起こすフェミニストを支援する―の五つを掲げています。

　沖縄県内でもこの日は、県女性団体連絡協議会や連合沖縄、新日本婦人の会県本部などの団体が街頭活動や集会を開き、女性の人権を守り、地位向上を目指す活動に取り組んでいます。

　琉球新報も2019年から毎年、3月8日に女性に関する記事を多角的に取り上げる企画を掲載しています。