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「首里城復興祭」ってどんなイベント? 再建へ機運高めようと開催<ニュースはじめの一歩>


「首里城復興祭」ってどんなイベント? 再建へ機運高めようと開催<ニュースはじめの一歩> 2日に国際通りで行われた琉球王朝絵巻行列
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 Q きょうまで首里城公園を主会場に「首里城復興祭」が開かれているよ。どのような祭りかな。

 A 2019年10月31日未明に発生した火災により焼失した首里城の再建に向けた機運を高め、沖縄の歴史文化、地域の発展に寄与することを目的に首里城祭実行委員会が21年から開催しています。20年以前は「首里城祭」の名称で行われていました。正殿が完成する予定の26年までは復興祭としての開催を予定しています。

 祭り期間中は首里城周辺で首里城復興特別見学ツアーなど多彩なプログラムが実施されます。初日の2日は国際通りで琉球王朝絵巻行列が行われました。国王と王妃をはじめ、中国の使者「冊封使」や伝統芸能団など総勢約400人が壮観な世界を演出しました。

 3日は、那覇三大祭りの一つに数えられる「琉球王朝祭り首里」の古式行列が行われました。古式行列は、王国時代に国王が国の安泰と農作物の豊作を祈願するために、正月の三日に首里城下にある三つのお寺を参詣する儀式「国王御三ヶ寺参詣行列」を再現したものです。

 古式行列の起源は、500年前の尚真王時代に、三司官の毛氏(もううじ)澤岻親方が中国より最上の金張りの駕籠(かご)「御轎(うちゅう)」を購入して本格的に始められたと言われています。

 最終日の4日は首里城の奉神門(ほうしんもん)前で国王・王妃が登場する出御(しゅつぎょ)を行います。

 ちなみに琉球王朝祭り首里以外の三大祭りは5月の「那覇ハーリー」と10月の「那覇大綱挽まつり」となっています。