活動実態のない人件費などを計上して那覇市議会の政務活動費約168万円を不正受給したとして、詐欺容疑で追送検された市議会前議長の久高友弘被告(75)=収賄罪で起訴=について、那覇地検は5日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。
久高氏は不適切な受給があったことを認め、2023年10月に市に政活費の返還申し立てを行い、192万円を返還していた。
久高氏は17~20年度の4年分の政務活動費のうち、実態のない人件費などを計上して市から約168万円を不正に受給したとして、詐欺容疑で追送検されていた。