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SNSを使ったロマンス詐欺と投資詐欺、被害3億円 2023年沖縄県内 今年は既に2億円


SNSを使ったロマンス詐欺と投資詐欺、被害3億円 2023年沖縄県内 今年は既に2億円
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

全国的に被害が急増している交流サイト(SNS)を悪用した「投資詐欺」と「ロマンス詐欺」を巡り、2023年に県警が認知した被害件数は合計43件で、被害総額は約3億700万円に上ることが、県警捜査2課のまとめで分かった。18日に公表した。今年1~3月(暫定値)は21件、約2億1600万円で、昨年を上回るペースで被害が発生している。県警は「SNSを通じて知り合った相手から金や投資の話が出たら、必ず詐欺を疑って」と強く注意を呼びかけている。

県警のまとめによると、23年の「SNS型投資詐欺」の被害件数は8件、約3430万円。平均被害額は約430万円で、最高額は1707万円だった。「SNS型ロマンス詐欺」は35件、約2億7280万円。平均被害額は約780万円で、約5千万円をだまし取られた人もいた。県警捜査2課によると、24年1~3月の認知件数(暫定値)は、投資詐欺が15件約1億7200万円、ロマンス詐欺が6件約4400万円。23年通年と類型別の件数・金額が逆転している。

警察庁は今年、「SNS型特殊詐欺」と「SNS型ロマンス詐欺」の2類型の被害を初めて集計した。全国における23年の認知件数は両類型合計で3846件、約455億2千万円だった。