世界初「光るサメ」公開 ヒレタカフジクジラ 沖縄美ら海水族館


世界初「光るサメ」公開 ヒレタカフジクジラ 沖縄美ら海水族館 25日から一般公開されているヒレタカフジクジラ(沖縄美ら島財団提供)
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【本部】沖縄美ら海水族館は25日、同館が独自開発したサメの人工子宮装置で飼育し、1歳を迎えたヒレタカフジクジラの子ザメを期間限定で展示・公開を始めた。5月6日まで。ヒレタカフジクジラの長期飼育・展示は世界初という。

 同館は2017年からサメの人工子宮装置の開発に取り組んでいた。今回展示される子ザメは、死んだヒレタカフジクジラの胎内にいた。22年4月から約1年間、人工子宮装置で育成し、23年4月10日から通常の海水飼育に移行した。

 美ら海水族館によると、ヒレタカフジクジラは太平洋の深海域に広く分布する小型のサメ。体表に小さな発光器があり青く発光することから「光るサメ」としても知られる。

 担当者は「普段はなかなか見る機会がないと思うのでぜひ見てほしい」と話し、来場を呼びかけた。

  (金城大樹)