沖縄の石川真生さんに国内作家賞　「写真の町」北海道・東川町が評価

　北海道東川町は1日、優れた撮影活動に贈る本年度の「写真の町東川賞」の受賞者を発表した。国内作家賞に選ばれた豊見城市の石川真生さん（71）は、沖縄で暮らす人々と信頼関係を築きながら密着して撮影した写真の独創性などが評価された。

　地域に貢献した写真家を表彰する飛弾野数右衛門賞には千葉県市川市の北井一夫さん（79）を選んだ。新人作家賞は東京都調布市の金川晋吾さん（43）が、海外作家賞はフランスのヴァサンタ・ヨガナンタンさん（39）が受賞した。北海道をテーマにした作品を撮った写真家に贈られる特別作家賞には「北海道101集団撮影行動」を選んだ。

　東川町は85年に「写真の町」を宣言して東川賞を設け、今年で40回目。授賞式は8月3日に開かれる。