安田浩一さん
琉球新報社 インターネットの普及に伴い、交流サイト（SNS）を駆使する政治家や首長が増えている。SNSは優れた情報伝達手段だが、一方で他者をおとしめたり中傷したりするための武器として用いる人間がいる。差別や偏見の扇動につながる自覚が欠けているのだ。
ましてや相手が個人の場合、一方的に攻撃され、中傷や罵倒を受けて深い傷を負うこともある。発信力や影響力の差から、泣き寝入りする可能性も高い。今回、市長は女性の個人情報が分かるような投稿をしており非常に悪質だといえる。
本来はコミュニケーションツールとして使われるべきSNSが、差別や偏見をあおるための凶器として使われている現状がある。その危険性を理解できない人間はSNSでの発信をしてはいけない。今すぐやめるべきだ。
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