11日午前5時15分ごろ、台湾の救難調整本部から「台湾漁船1隻が船体に浸水していることから救助願いたい」と第11管区海上保安本部に要請があった。
11管の石垣航空基地所属のヘリが与那国町の東崎灯台から北西に約500メートル付近の海域で、サンゴ礁に乗り上げた台湾船籍の漁船「源豊満(げんほうまん)No36」を発見。同7時50分ごろから乗組員7人全員を救助して与那国空港に移送した。けが人はいない。
船からは油が漏れ、石垣海上保安部の巡視艇が周囲を航行することで拡散し消滅させる処置により除去された。
船は海底にいかりを下ろしてロープで固定されていて、12日以降に撤去される見通し。