台湾に上陸した台風18号は4日午前9時の観測で熱帯低気圧に変わった。熱帯低気圧の湿った空気の影響で、与那国空港では4日午後2時20分までに降った24時間雨量が249・5ミリを記録し、10月の観測史上最大となった。与那国町内では道路冠水が複数で発生した。けが人などはいない。
沖縄本島地方でも東シナ海の前線に流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、国頭村奥では、9月30日の降り始めから4日午後4時までに162ミリを観測した。
熱帯低気圧の影響は船便にも出ている。沖縄旅客船協会によると、4日は石垣―波照間など12便が欠航した。
(吉田健一)