玉城デニー知事ら総合会議　部活生自死　調査委の提言受け議論へ　沖縄

　県は23日、県総合教育会議を開き、コザ高校2年（当時）の空手部男子生徒が2021年1月、部活動の顧問から執拗（しつよう）な叱責（しっせき）を受けて自ら命を絶った問題に関連し、県や県教育委員会の対応や取り組み状況について協議する。県が本年度に予定している「県こども計画（仮称）」の策定に向けた取り組みの状況も報告する。

　自死問題については、第三者再調査委員会が3月にまとめた調査報告書の提言を元に議論する。再調査委は県に対して「子どもの権利に関する理解の周知（子どもの権利条例の制定）」「子どもの相談・救済機関（子どもオンブズ等）の設置」、県教委には教員や生徒に「子どもの権利条約の理解が浸透する研修・授業の実施」「自死予防教育・研修の実施」などを求めている。

　会議には玉城デニー知事や半嶺満県教育長、県教育委員、知事部局の担当部長らが出席する。

　（外間愛也）