南城市議会特別委員会(安谷屋正委員長)は、古謝景春市長のセクハラ疑惑を受けた職員アンケートの回答を24日午後5時に締め切った。委員会は27日に開封作業を行う。議会事務局によると、確認漏れや情報漏洩(ろうえい)を防ぐため、アンケートは複数人で開封し、原本と開封結果のデータは安谷屋委員長が保管・管理する。
当初は4月末までの期限だったが、会計年度任用職員や業務委託で働く人ら100人以上にアンケート用紙が配布されなかったことを受け、職員や野党から批判が出たため、延長された。最終的に669人にアンケート用紙が配布された。
安谷屋委員長は「個人情報に留意したうえで公正な開封作業を行う」と述べた。
市議会有志が年末年始に実施した職員アンケートで「市長からセクハラを受けた」という回答が複数寄せられた。その実態解明が焦点。
中村直哉議長は「結果によっては、条例制定や第三者委員会設置も含めて議論していくことになるだろう」と述べた。
古謝市長は秘書を通じてアンケート結果について「開封されていない現段階では何とも言えない。裁判が始まっており、アンケートの結果がどうであれ第三者委員会の設置にはつながらないと考えている」とコメントした。
(普天間伊織)