自動車税の納付状況を第三者に開示 宮古事務所、身分確認が不十分なまま誤認 沖縄


自動車税の納付状況を第三者に開示 宮古事務所、身分確認が不十分なまま誤認 沖縄 イメージ
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 沖縄県は5日、宮古事務所県税課で、自動車税の納付状況を身分確認などが不十分なまま第三者に開示したと発表した。

 同課によると、5月23日か27日に、事業所関係者を名乗る人が窓口を訪れ、事業所で使用している自動車について納付状況を確認したいと申し出た。車両6台について納付状況などを記したメモを提供した。

 5月29日に納税義務者の関係者から納付状況が流出している恐れがあると連絡があり、資格のない第三者に納付状況を開示していたことが分かった。窓口が混み合っていたことや、申し出た人がよどみなく自動車の登録番号や納税義務者の氏名を伝えてきたことから、納付状況を開示できる人と誤認して必要事項の確認が不十分なまま情報を伝えたという。

 県は今後、職員への注意喚起とともに、納税義務者の氏名、住所、登録番号、納税義務者との関係など、必要事項の確認作業を徹底させて再発防止に努めるとしている。