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「南城市だけの問題でない」「被害者救済を優先して」市長セクハラ疑惑、役所前で抗議の声 沖縄


「南城市だけの問題でない」「被害者救済を優先して」市長セクハラ疑惑、役所前で抗議の声 沖縄 スタンディングで市議会に抗議する「ハートのまち南城 人権ファーストの会」のメンバーら=6日、南城市庁舎前
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 古謝景春南城市長のセクハラ疑惑を巡る問題で、市民団体「ハートのまち南城 人権ファーストの会」のメンバーらが6日午前、市役所前で市や市議会のハラスメント問題への対応に抗議するプラカードなどを掲げた。

 市議会特別委員会は同日、ハラスメントに関する職員アンケートの結果公表を先送りし、「秘密会の内容が報道された」として委員の懲罰を議論する臨時会を午前10時から開いた。人権ファーストの会のメンバーらは一連の対応を批判し、被害者救済を優先することや情報の公開、第三者委員会の設立を訴えた。

 市役所前には、抗議の意思や懲罰の対象となる議員やハラスメントの被害者に連帯を示すため、市内外から約15人が集まった。沖縄市から駆けつけた女性(61)は「南城市だけの問題ではない。声を上げようとする少数者の意見を数でもって、つぶそうとするマッチョな政治を終わらせなければならない」と話した。 

(普天間伊織)