「胸の高さまで浸水。ドアが開かない」 名護市の旭川鉱山の周辺、県道72号冠水 車1台が水没 沖縄


「胸の高さまで浸水。ドアが開かない」 名護市の旭川鉱山の周辺、県道72号冠水 車1台が水没 沖縄 大雨で約200メートルにわたって冠水した県道72号=12日午後3時過ぎ、名護市旭川
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【名護】雨が降り続いた影響で、名護市旭川の旭川鉱山周辺の県道72号で12日、約300メートルにわたって冠水し、道路を通行中だった車両1台が水没するなどの被害が発生した=写真。

 旭川鉱山を巡っては、これまでも大雨の際に、周辺地で土砂の流入、畑の陥没などの被害が確認されてきた。鉱山周辺の県道72号は同日午後2時前から、両側通行止めとなっており、県北部土木事務所は大雨警報が解除され、安全が確認でき次第、規制を解除するとしている。同日午後7時現在も規制は続いた。

 激しい雨が本島北部に打ちつけていた午後1時半ごろ、名護市消防本部に、旭川を通行していた女性から「車両が水没している。胸の高さまで浸水してドアが開かない」と通報があった。女性は通行人に救助された。

 県北部土木事務所は昨年、鉱山内を流れる河川を許可なく改良したとして鉱山の事業者を行政指導し、原状回復を求めていた。 (池田哲平、武井悠)