「平和の火」ランタンで代替 平和祈念公園 大雨で設備が浸水、復旧間に合わず 沖縄


「平和の火」ランタンで代替 平和祈念公園 大雨で設備が浸水、復旧間に合わず 沖縄 大雨で点火設備が故障したため、設置されたランタンにともる「平和の火」=23日午後、糸満市摩文仁の平和祈念公園(小川昌宏撮影)
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 例年、慰霊の日に合わせ、沖縄県糸満市の平和祈念公園でともされる「平和の火」は23日、設備の故障で点火できなくなったため、代替のランタンにともした。県によると、今月中旬の大雨で地下の点火設備が浸水し、復旧が間に合わなかった。別の場所で保存していた種火に影響はなかった。

 平和の火は、沖縄戦で米軍が最初に上陸した慶良間諸島で採取した火と、被爆地・広島市の「平和の灯(ともしび)」、長崎市の「誓いの火」の三つを合わせ、1991年につくられた。95年の慰霊の日に現在の場所に移した。