八重山署は24日、管内でインターネットや携帯電話のショートメール機能を利用した詐欺が相次いでいると発表した。
署によると、5月10~24日にかけ、石垣市の会社役員の50代男性が架空のインターネットサイトで商品を購入しようと約9千円を振り込んだものの商品が届かず、その後、返金のやりとりでキャッシュレス決済に誘導され、約30万円の被害に遭うインターネット利用詐欺が発生した。
また6月18日にも、同市の70代女性のスマートフォンに「有料サイトの未払いがある」とのショートメールが届き、電話会社の職員を名乗る男から電話で指示を受けた女性が、電子マネー10万円分の利用コードをだまし取られる特殊詐欺(架空料金請求詐欺)が発生。女性は救済団体の職員を名乗る男からも「ほかにも未納がある」などと電話を受け、現金4万円を振り込んだ。
県警によると、今年のインターネット利用詐欺の発生件数は5月末時点で34件(被害総額約340万円)。特殊詐欺の発生件数は6月24日時点で28件(同約2540万円)、うち架空料金請求詐欺は6件(同約220万円)に上る。県警は「現金を振り込む前に正当な取引なのか確認し、不審な点があれば家族や警察に相談してほしい」と注意喚起している。
ネット利用した特殊詐欺の被害が相次ぐ 県警が注意喚起 八重山管内 沖縄
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琉球新報朝刊
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